人生全体の今〜考え方〜
最近、「今を生きる」「今に集中する」などという言葉を耳にすることはありませんか?
今回は、僕が不安や恐怖に直面したときに使っている考えを一つ紹介します。
マインドフルネス
今回の考え方は「人生全体の今」なので、今に100%意識を向け、感情などを観察するマインドフルネスとは少し違います。
確かにマインドフルネスは、不安や恐怖が減り、緊張も緩和されるので、とても素晴らしいものだと思っています。
マインドフルネスについては、前の記事をご覧ください。
人生全体の今
では一体、「人生全体の今」とはどのようなものか、ズバリいうと
「今起こっている出来事は、人生の中のほんの一部である」
という考え方です。
僕はある日、不安や恐怖に直面しているときに「これは人生のほんの一部だ」と考えると、少しはそれらが軽減されるのではないかと思いました。
木を見て森を見ず
「木を見て森を見ず」という、ことわざがあります。
これは、小さなものに注意が注がれているために、それを含む大きなものが見えていないということの例えです。
今回の考えは、「今(木)」だけを集中して見るのではなく、「人生全体の今(森)」を見るという考え方でもあると言えます。
使える場面
この考え方は、例えば仕事でミスをした時、緊張する発表が待ち構えている時、1人で電車に乗るのが怖いと感じた時など、様々な場面で使えます。
ただし、これらの場面に共通しているのは、対象がマイナスの感情であるとういことです。
実は、「人生全体の今」という考え方は、感情を軽減するというものです。
つまり、嬉しい・楽しいなどのプラスの感情の時に「これは人生のほんの一部だ」なんて考えてしまうと、その感情まで軽減されてしまう可能性があるんです。
僕は、プラスの感情に対しては、マインドフルに対応して(今、その瞬間に意識を向けて)、じっくりとその感情を観察するのがいいと思います。
まとめ
今回紹介した「人生全体の今」という考え方に、もし納得してもらえたなら幸いです。
人生全体として見た今が、小さいことに気づけば、その時の感情は軽減されると思います。
ですので、マイナスの感情に適応すれば、不安や恐怖、悲しさなどが少しは楽に感じられるのではないでしょうか。
ぜひ、この考えを日常でも意識してみてください。
それで皆さんのマイナス感情が、少しでも軽減されることを願います。