月の光

HSPの僕がつづる生活日記

学校に行けない子の気持ち

自己紹介の記事でもいいましたが、僕は中学校1年生から朝起きられなくなり、学校は休んだり、昼過ぎから行ったりしていました。高校からは本格的にいけなくなり、約半年の休学を経て退学。

 

今は家族の理解も深まり、気持ちはすごく楽になりましたが、当時の僕の気持ちを、今回は記事にしようと思います。

 

不登校の現状

近年は少子化が進む一方で、学校に行けない"不登校"が増加しています。

文部科学省の統計データによると、小・中・高の不登校数は約19万4千人となっており、いじめや自殺の数とともに増加しているそうです。

 

さらに、小学生の不登校の要因で最も多いのは、家庭の問題なのに対し、中学生・高校生の不登校の要因で多かったのが、学校での問題でした。

 

不登校の子どももつらい

不登校の保護者の方の中には、自分の子どもが学校に行けなくなった事実を受け入れられず、信じたくないという方もいると思います。当時、僕の母もそういう時期が長かったことを覚えています。

保護者の方はとてもつらいと思いますが、つらいのは学校に行けない子どもも同様です。お互いに精神的に追い詰められているために、状況がなかなかいい方向に進まないということもあります。

 

子どもの思い

では、子どもはどのように感じているのか、僕の経験を踏まえて一部紹介したいと思います。

・学校に行かないことを否定されたり指摘されるのがつらい。

・親に、泣いて「学校に行ってほしい」と言われると、とても悲しくなる。

・「学校に行くのは当たり前」という周囲の態度や言葉に追い詰められる。

・将来がとても不安で、生きていけるのかわからない。

・自分のことを肯定してくれる居場所がほしい。

・学校に行っている周りの子と比べられるとイラっとする。

など

 

接し方

学校に行かず、家でダラダラしている子どもを見ると、嫌味のような言葉を発したくなる人もいると思います。ですが、そのような言葉によって状況が悪化することがよくあります。

 

まず、親に「学校に行ってほしい」「どうして行かないの」などと言われた子どもは、「自分は当たり前のことができないダメな人間なんだ」と思い込んでしまいます。そうなることで、学校に行くこと以外にも自信を持つことができなくなるという最悪の事態に発展する可能性もあります。

実際に僕も、「どうして当たり前のことができないんだろう」と自分を責めていた時期ありました。この時期はかなりつらく、「生きている意味はあるのか」とまで考えていたことを覚えています。

 

ではどのように子どもに接すると前に進んでいけるのでしょうか。

 

僕は、家族や周りの人が、不登校である事実を受け入れることが第一歩だと思います。これは人によって感じる難易度が違うのではないでしょうか。ですが、この課題はおそらく時間が経てば解決されると思います。

 

受け入れられたら、これからどうするかです。実は学校に行けていなくても、様々な道が目の前にはあります。これを、子どもと一緒に見つけて行くのがいいと思います。

ここで注意ですが、決して「こうしなさい」「こうしたほうがいい」など、押し付けるようなことはしないようにしましょう。子どもが「こうしたい」というのを待ち、答えが出たら、それを尊重しましょう。

ですが、子どもの気持ちが変わることもありますので、期待はほどほどに。もし子どもの意欲がなくなったとしても、「やっぱり…」などという言葉は厳禁です。

 

まとめ

不登校の子ども、特にHSP(前の記事を参考にしてください)の子は、1日頑張ったら次の日はダウンということはよくあります。ここでも子どもを責めないようにしましょう。

bird-life-lgm.hatenablog.com

 

不登校であることを受け入れるという課題を乗り越えると、心が少しは楽になると思います。